「三菱ガス化学株式会社ってどんな会社?」
・キシレン系芳香族主力
・海外でメタノール合弁
・事業間シナジー創出に注力
会社概要
設立 1951年4月21日
従業員数 単体2,391名 連結8,954名
資本金 419.7億円
事業区分
三菱ガス化学株式会社は主に4つの事業から成り立っています。
・天然ガス系化学品事業
・芳香族化学品事業
・機能化学品事業
・特殊機能材事業
就活情報
平均年収:879万(平均年齢:40.6歳)
初任給
博士了:278,220円
修士了:245,485円
学部卒:225,425円
選考
エントリー → WEBテスト(SPI) → 面接2回
事業詳細
天然ガス系化学品事業
メタノール、アンモニア、アミン系製品、メタクリル酸系製品、ポリオール類、機能性食品素材、原油等の製造・販売を行っています。
メタノール・アンモニア系化学品
MMAやネオペンチルグリコールの市況が下落したことなどから、低調に推移しています。
原油その他のエネルギー販売
原油販売数量が増加したものの、原油価格が下落したことなどから低調に推移しています。
以上の結果より、売り上げは1571億円、営業利益は1億円で減収減益となっています。
芳香族化学品事業
メタキシレンジアミン、MXナイロン、メタキシレン、高純度イソフタル酸、発泡プラスチック等の製造・販売を行っています。
特殊芳香族化学品
芳香族アルデヒドの販売数量が増加したものの、メタキシレンジアミンの需要がやや弱含みで推移したことなどから、低調に推移しています。
汎用芳香族化学品
高純度イソフタル酸やメタキシレンの販売価格が前期に比べ下落したことなどから、低調に推移しています。
発泡プラスチック
需要低迷の影響や新規需要へ向けた生産体制構築に伴う固定費の増加などにより低調に推移しています。
以上の結果より、売り上げは547億円、営業利益は56億円で増収増益となっています。
機能化学品事業
無機化学品、エンジニアリングプラスチックス等の製造・販売を行っています。
無機化学品
半導体向け薬液の販売数量が増加したものの、北米新工場立ち上げに伴う固定費の増加に加え、過酸化水素の採算悪化や液晶向け薬液の販売数量減少などもあり、低調に推移しています。
エンジニアリングプラスチックス
スマートフォン用カメラレンズの複眼化の進展や生産能力の増強等により光学樹脂ポリマーの販売数量が増加したものの、ポリカーボネートの市況が前期に比べ大幅に下落したことなどから、低調に推移しています。
以上の結果より、売り上げは2003億円、営業利益は199億円で減収減益となっています。
特殊機能材事業
プリント配線板用材料、脱酸素剤 「エージレス®」等の製造・販売を行っています。
電子材料
前年度下期に落ち込んだ需要が回復したことに加え、第3四半期以降、スマートフォンやメモリー向けの需要も増加し、主力の半導体パッケージ用BT材料の販売数量が増加したことなどから、堅調に推移しています。
「エージレス®」等の脱酸素剤
「エージレス®」等の脱酸素剤は、自然災害や新型コロナウイルスの影響により国内菓子用途が減少したことなどから、前期を下回る損益となりました。低調に推移しています。
以上の結果より、売り上げは547億円、営業利益は56億円で増収増益となっています。
(参照)2020年3月期有価証券報告書