「日本軽金属ホールディングス株式会社ってどんな会社?」
・アルミ総合メーカー
・2014年に国内の精錬所を全て閉鎖
・アジア市場の開拓に注力
会社概要
設立 2012年10月1日
従業員数 単体26人 連結13611人
資本金 465億円
事業区分
日本軽金属ホールディングス株式会社は主に4つの事業から成り立っています。
・アルミナ/化成品/地金事業
・板/押し出し製品事業
・加工製品関連事業
・箔/粉末製品事業
就活情報
平均年収:1037万(平均年齢:53.8歳)
初任給
<日本軽金属株式会社>
・総合職
【理系】 博士了:月給243,000円~、修士了:月給235,000円~、学士卒:月給217,000円~
【文系】 博士了:月給233,000円~ 修士了:月給225,000円~ 学部卒:月給217,000円~
<日軽金アクト株式会社>
【理系】 博士了:月給245,500円~ 修士了:月給232,500円~ 学部卒:月給219,500円~
【文系】 修士了:月給225,500円~ 学部卒:月給219,500円~
<日軽エムシーアルミ株式会社>
【理系】博士了:月給243,000円~ 修士了:月給235,000円~ 学部卒:月給217,000円~
【文系】博士了:月給233,000円~ 修士了:月給225,000円~ 学部卒:月給217,000円~
<日軽情報システム株式会社>
【文理問わず】 学士卒:月給212,000円~
選考
エントリー → WEBテスト(SPI)/オリジナル → 面接3回
事業詳細
アルミナ/化成品/地金事業
アルミナ、水酸化アルミニウム、各種化学およびアルミニウムなど製造・販売を行っています。
アルミナ/化成品
凝集剤や有機塩化物の販売は堅調でしたが、主力の水酸化アルミニウムおよびアルミナ関連製品において、耐火物向けや半導体関連の需要が落ち込んでおり、低調に推移しています。
地金
主力の自動車向け二次合金の分野において、北米における需要は堅調であったものの、国内および中国・タイにおける需要が減少したことに加え、中国製の汎用合金との競争が高まり苦戦を強いられています。
以上の結果より、売り上げは1028億円、営業利益は109億円で減収増益となっています。
板/押し出し製品事業
アルミニウム板およびアルミニウム押し出し製品を製造・販売を行っています。
板製品
半導体・液晶製造装置向けの厚板や環境対応車向け部材、パソコン筺体向け部材の販売量が減少しており、低調に推移しています。
押し出し製品
データセンター向けなどの通信関連の販売量は堅調に推移していますが、トラック関連が伸び悩んだことに加え、半導体製造関連向けや自動車向けも需要が減少し、苦戦を強いられています。
以上の結果より、売り上げは1011億円、営業利益は35億円で減収減益となっています。
加工製品関連事業
電子材料、産業部品、景観関係製品、冷凍/冷蔵庫用パネル、輸送関連製品などのアルミニウム加工製品、炭素製品の製造・販売ならびに運送、情報処理および保険代理などのサービス提供を行っています。
輸送関連
トラック架装事業においては、トレーラ向けの需要が堅調に推移した半面、排ガス規制強化に伴う駆け込み需要の反動減により、小型トラック向けの需要が減少したことに加え、温度管理車向けの需要も減少しています。
熱交製品事業においては、エアコン用コンデンサは主力の軽自動車向けを中心に堅調に推移しましたが、環境対応関連車向けの製品の販売が大きく減少しています。
素形材製品事業においては、鋳造製品において、主力のブレーキキャリパーの販売が落ち込んだことに加え、鋳造品においても、中国・タイ向けの需要が大きく落ち込み、低調に推移しています。
電子材料
電機・電子関連市場の悪化に伴い、アルミ電解コンデンサ用電極箔の売り上げが大きく落ち込んでいます。
パネルシステム
クリーンルームでは、5Gの基盤整備に伴い、電子部品工場向けが堅調に推移した他、医療・医薬向けの需要が増加しましたが、冷凍・冷蔵分野において、食品加工工場向けの需要が大きく減少しています。
景観エンジニアリング
道路・橋梁向けにおいては、高欄の需要が減少していますが、橋梁点検用の新商品が堅調に推移しています。
構造物向けにおいては、水門や浄水場の覆蓋の需要が増加しています。
炭素製品
主要顧客となる鉄鋼市場が減速傾向にありましたが、主力製品である高炉・電炉用カーボンブロックにて高付加価値製品の販売が堅調に推移した他、加えた、リチウムイオン電池用負極材の熱処理事業が進展しています。
以上の結果より、売り上げは1729億円、営業利益は104億円で減収減益となっています。
箔/粉末製品事業
箔、粉末製品の製造販売を行っています。
箔
素材箔においては、リチウムイオン電池外装用箔や正極材用箔の販売は、スマートフォン・パソコン向けが減少した一方、車載向けが堅調に推移しています。
コンデンサ用箔においては、電子部品・ハイテク製品の需要が大幅に減少しています。
加工箔においては、医薬包材向け加工箔の販売が増加した一方、食品向け撥水性加工箔・ICカード用アンテナ向けの需要が低迷しています。
パウダー・ペースト
粉末製品は、放熱用途の電子材アルミパウダーの販売は堅調に推移したが、窒化アルミニウムの販売は、熱伝導フィラー向けが増加したものの、全体としては低調に推移しています。
ペースト製品は、インキ用において、グラビア印刷向け高付加価値製品は比較的堅調に推移したものの、主力の自動車塗料用において、自動車生産台数の減少やシルバー色の人気の低迷により、苦戦を強いられています。
ソーラー
太陽電池用バックシートは、中国政府の太陽光発電設備に対する支援策の見直しや価格競争により販売量は減少しました。
太陽電池用機能性インキにおいても、競合他社の参入により、販売量は減少しています。
以上の結果より、売り上げは889億円、営業利益は30億円で減収減益となっています。
(参照)2020年3月期有価証券報告書