「東邦亜鉛株式会社ってどんな会社?」
・亜鉛/鉛の精錬大手
・電子部品/リサイクルなど多角化
・豪州鉱山買収
会社概要
設立 1937年3月5日
従業員数 単体701名 連結1105名
資本金 146億円
事業区分
東邦亜鉛株式会社は主に4つの事業から成り立っています。
・精錬亜鉛事業
・資源事業
・電子部材事業
・環境/リサイクル事業
就活情報
平均年収:521万(平均年齢:41.9歳)
初任給
◆基本給
学部卒 月給220,000円
修士了 月給235,000円
選考
エントリー → 筆記試験 → 面接3回
事業詳細
精錬亜鉛事業
亜鉛、鉛、銀などの非鉄金属製品の製造・販売を行っています。
亜鉛
新型コロナウイルスの影響により、経済活動の減速懸念によって、亜鉛の価格は下落傾向になっています。
鉛
鉛においても、新型コロナウイルスの影響により、価格が急落しています。
銀
コロナウイルスの影響により、経済活動が低迷し、金などのコモディティ商品に資金が集まり、追随するように銀の価格も上昇傾向にあります。
以上の結果より、売り上げは740億円、営業損失は100億円で減収減益となっています。
資源事業
亜鉛、鉛鉱石などの非鉄金属資源の探査、開発、生産および販売を行っています。
エンデバー鉱山では、鉱山減少による計画減産およびそれに伴う粗鋼品位低下で製造原価が上昇し、採算が悪化しています。また、山命延長を目指した深部調査は経済性評価の結果から不十分となり、休山に移行となっています。このため、原状回復費用の積み増しや資材の評価減などリストラ費用を計上しています。
ラプス鉱山でも、難易度の高い採掘条件の下、高品位鉱の採掘遅れなどの要因により粗鉱品位が低下し生産性が悪化しています。これに加えて、金属相場の下落や買鉱条件が悪化しています。
以上の結果より、売り上げは114億円、営業損失は54億円で減収増益となっています。
電子部材事業
ノイズフィルター、電解鉄、プレーティング製品などの電子部材や機器部品の製造販売を行っています。
電子部品
ハイブリッド車向けの新製品は好調であったものの、米中貿易摩擦の影響を受けた産業機器向けや、車載電装向けに複数の出荷終了案件があったことにより、低調に推移しています。
電解鉄
世界のトップシェアを誇る電解鉄は、航空機用特殊鋼が順調に推移したものの、米中貿易摩擦の影響を受けて、その他の用途向けが低調に推移しています。
プレーティング
電動工具電池端子用は順調であったものの、自動車部品などどの他の用途向けが低調に推移しています。
機器部品
タイヤ用バランスウエイト部門は自動車ライン向けが減少し、粉末冶金部門は一般産業機器向けが低調となっています。
以上の結果より、売り上げは49億円、営業利益は4億円で減収減益となっています。
環境/リサイクル事業
電炉ダストからのリサイクル製品である酸化亜鉛を中心に製造・販売を行っています。
主力の酸化亜鉛は、亜鉛の国内価格が下落したことにより、低調に推移しています。使用済みニカド電池の処理や硫酸リサイクル事業にについても低調に推移しています。
以上の結果より、売り上げは41億円、営業利益は7億円で減収減益となっています。
(参照)2020年3月期有価証券報告書