「株式会社ダイセルってどんな会社?」
・たばこ用フィルターが柱
・エアバック用部品など特殊品も
・生分解性酢酸セルロースが認証取得
会社概要
設立 1919年9月8日
従業員数 単体2,492名 連結11,606名
資本金 362億7,544万89円
事業区分
株式会社ダイセルは主に4つの事業から成り立っています。
・セルロース事業
・有機合成事業
・合成樹脂事業
・火工品事業
就活情報
平均年収:743万(平均年齢:41.3歳)
初任給
博士了 月給 274,300円 (固定残業20.5時間分46,700円を含む)
修士了 月給 240,000円 (固定残業20.5時間分40,800円を含む)
学部卒 月給 220,000円 (固定残業20.5時間分37,400円を含む)
高専卒 月給 190,000円 (固定残業20.5時間分32,300円を含む)
選考
エントリー → WEBテスト(SPI) → 面接3回
事業詳細
セルロース事業
酢酸セルロース、たばこフィルター用トウ、アセテート/プラスチック、セルロイドおよびその成形品、CMC、HECなどの製造・販売を行っています。
酢酸セルロース
たばこフィルター用途や液晶表示向けフィルム用途の需要の減少により、低調に推移しています。
たばこフィルター用トウ
世界的に需要が緩んでいる中、主要顧客でのシェア拡大や新規顧客開拓に取り組んだことにより、堅調に推移しています。
以上の結果より、売り上げは757億円、営業利益は114億円で減収減益となっています。
有機合成事業
酢酸誘導体、カプロラクトン誘導体、エポキシ化合物、光学異性体分離カラム、酢酸、ポリカプロラクトンなどの製造・販売を行っています。
酢酸及び合成品
市況下落および中国の景気減速の影響などにより、低調に推移しています。
機能品
需給の逼迫が続いている脂環式エポキシの販売は堅調であったものの、中国の景気減速により自動車分野、電子材料分野、化粧品分野向け製品の需要が低迷し、低調に推移しています。
光学異性体分離カラム
充填剤は低調に推移したものの、新規事業が順調に推移しています。
以上の結果より、売り上げは801億円、営業利益は101億円で減収減益となっています。
合成樹脂事業
ポリアセタール樹脂などのエンジニアリングプラスチック、ABS樹脂/エンプラアロイ樹脂/ポリスチレン加工品、包装用フィルムなどの製造・販売を行っています。
エンジニアリングプラスチック
中国の景気減速による自動車生産台数の減少スマートフォンの需要低迷、コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け、低調に推移しています。
樹脂コンパウンド
中国の景気減速やコロナウイルス感染拡大の影響を受けて、低調に推移しています。
樹脂加工
主に高機能フィルムの販売が増加したものの、シートなどの販売が低下し、低調に推移しています。
以上の結果より、売り上げは1657億円、営業利益は202億円で減収減益となっています。
火工品事業
航空機搭乗員緊急脱出装置ならびに発射薬他の火工品、自動車用エアバックインフレータ、インフレータ用イニシエータなどの製造・販売を行っています。
自動車安全部品
新車用通常ビジネスでは国内や中国市場での拡販を進めたものの、新型コロナウイルスの影響を受けて、例年並みにとどまっています。
以上の結果より、売り上げは812億円、営業利益は34億円で減収減益となっています。
(参照)2020年3月期有価証券報告書