「ウシオ電機株式会社ってどんな会社?」
・産業用ランプ世界トップ
・半導体光学装置/シネマ用映像装置が収益柱
・コロナウイルスの影響大
会社概要
設立 1964年(昭和39年) 3月
従業員数 単体1,559人 連結5,590人
資本金 19,556,326,316円
事業区分
ウシオ電機株式会社は主に2つの事業から成り立っています。
・光源事業
・装置事業
就活情報
平均年収:704万(平均年齢:43.3歳)
初任給
修士了:月給240,500 円
大学卒:月給215,500 円
高専/短大/専門卒:月給187,500 円
選考
エントリー → マークシート/記述式→ 面接2-3回
事業詳細
光源事業
ハロゲンランプ、クセノンランプ、超高圧UVランプ、エキシマランプなどの製造・販売を行っています。
放電ランプ
露光用UVランプについては、主にフラットパネルディスプレイ市場において、液晶パネルの生産調整及び液晶パネル供給過剰によるパネル価格下落の影響に加え、新型コロナウイルス感染拡大による中国での稼働の低下や一時停止などの影響により、リプレイス需要は減少しています。
シネマプロジェクター用クセノンランプについては、プロジェクターにおける固体光源の採用増加に伴いランプ需要が減少していることに加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響により世界各地の映画館が営業を停止しており、リプレイス需要が大幅に減少しています。
データプロジェクター用ランプについても、プロジェクターにおいて固体光源の採用が加速していることに伴うランプ需要の減少に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響により需要が大きく減少しています。
ハロゲンランプ
OA用途においては、ペーパーレス化などにより需要が減少しているなか、環境対応製品などの付加価値のある製品比率を増やし堅調に推移していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中国での需要が減少しています。
半導体向け光加熱ランプは、半導体の設備投資抑制が継続していることから需要が減少しています。
以上の結果より、売り上げは587億円、営業利益は60億円で減収減益となっています。
装置事業
映画館用映写機及び関連装置、紫外線硬化装置、各種露光装置、エキシマ関連装置などの製造・販売を行っています。
映像装置
シネマ分野では、2020年に入り、新型コロナウイルス感染拡大による全世界での映画館休業の影響により、デジタルシネマプロジェクターの販売において一部キャンセルや納入遅延が生じたものの、固体光源(LD・LED)を搭載したプロジェクターニーズの高まりにより、RGBレーザープロジェクターの販売が拡大しています。
一般映像分野においては、アミューズメントパークや各種イベントなどエンターテインメント用途において高輝度な映像機器需要の増加によりRGBレーザープロジェクターの販売が拡大したものの、2020年に入り、イベントの中止や延期、アミューズメントパークなどの商業施設の臨時休業、及び各国の入国・移動制限などが相次ぎ、イベント向け機器レンタルのキャンセルや各種映像装置の納入が延期され、販売が減少しています。
光学装置
主にスマートフォン市場の低迷による需要の減少、新型コロナウイルス感染拡大の影響による稼働低下や一時工場停止による販売後倒しにより、プリント基板向け直描式露光装置の販売は減少しています。一方で、IoT進展に伴うデータセンター向け需要の増加を背景とした最先端ICパッケージ基板向け分割投影露光装置の販売や、スマートフォンなどのディスプレイ分野における狭額縁化を背景としたロール搬送投影露光装置の販売が増加しています。
EUVリソグラフィ技術開発進展による次世代半導体の量産化ニーズの高まりにより、EUVリソグラフィマスク検査用EUV光源の販売が増加しました。その結果、光学装置全体の売上高は増加しています。
以上の結果より、売り上げは971億円、営業利益は3億円で増収増益となっています。
(参照)2020年3月期有価証券報告書
まとめ
1.産業用ランプ世界トップ
2.半導体光学装置/シネマ用映像装置が収益柱
3.コロナウイルスの影響大
参照・引用
公式HP:https://www.ushio.co.jp/jp/