目次
「株価・業績から見る東ソー株式会社」
・第三四半期は前年同期比減収減益
・財務状況はかなり優良
・株価は短期的に上昇トレンド
貸借対照表
前連結会計年度 | 当第3四半期連結累計期間 | |
自己資本比率 | 59.9 | 64.0 |
流動比率 | 206.7 | 216.1 |
自己資本比率は64%、流動比率も200%を超えており、非常に好財務です。コロナショックの影響により、景気の先行きが不安定である中、これだけ財務状況がいいのは安心できますね。
損益計算書
前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | |
売り上げ高 | 645751(百万円) | 591780(百万円) |
営業利益 | 79642(百万円) | 65853(百万円) |
四半期純利益 | 57531(百万円) | 49400(百万円) |
前年同期比で減収減益となっています。ナフサの価格と海外市況の悪化の影響を強く受けたことで減収となりました。また、販売価格が低下してしまったことで交易条件の悪化や在庫の受け払い差により減益となっています。
キャッシュフロー計算書
前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | |
営業活動 | 30500(百万円) | 55400(百万円) |
投資活動 | △47500(百万円) | △54300(百万円) |
財務活動 | △13600(百万円) | △15800(百万円) |
営業利益は前年度比で減少していますが、昨年と比較し法人税などが少なかったことから、営業活動キャッシュフローは増加しています。そのため、投資や借金の返済などに資金を多くあてることができています。
1年間の株価チャート
(引用)株式会社SBI証券
コロナショックの影響により、株価は暴落しまいたが、それまでは日経平均に連動し上昇トレンドでした。東ソーは財務状況が良いということもあり、他の化学メーカーと比較すると株価の回復が良いです。