目次
「株価・業績から見るマツダ株式会社」
・第三四半期は前年同期比減収減益
・財務状況はまずまず
・株価は横ばい
貸借対照表
前連結会計年度 | 当第3四半期連結累計期間 | |
自己資本比率 | 42.7 | 42.5 |
流動比率 | 143.3 | 142.9 |
自己資本比率は30%を超えており、また、流動比率も100%を超えているため特に問題ありません。全連結会計年度とも大きく変化もありませんでした。
損益計算書
前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | |
売り上げ高 | 892291(百万円) | 849706(百万円) |
営業利益 | 27214(百万円) | 6534(百万円) |
四半期純利益 | 12117(百万円) | 17288(百万円) |
売り上げ、営業利益が減少しています。特に、営業利益が大きく減少していることは問題です。原因としては、消費税増税の影響などにより、主家台数が減少したことに加え、円高の影響を大きく受けたことです。営業利益が大幅に減少しているのに、四半期純利益が増加しているのは、過年度法人税などの還付があったためです。
キャッシュフロー計算書
前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | |
営業活動 | 64528(百万円) | △34620(百万円) |
投資活動 | △69270(百万円) | △104584(百万円) |
財務活動 | 38287(百万円) | 6047(百万円) |
営業活動がマイナスになった原因は棚卸資産が増加したことに加え、仕入れ債務が大幅に減少したためです。投資活動では有形固定資産を購入したため、前年度比でマイナスが増えています。財務活動では、設備投資を目的にした社債や長期借入金の発行により、プラスとなっています。
1年間の株価チャート
(引用)株式会社SBI証券
消費税増税の影響でダラダラと下落トレンドが続き、コロナショックで大きく暴落しています。自動車市場の見通しは今後も明るいものではないため、株価も反発できずにくすぶっている状態です。