目次
「株価・業績から見るミネベアミツミ株式会社」
・第3四半期は増収減益
・財務状況は良好
・株価は短期的に回復基調
貸借対照表
前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | |
自己資本比率 | 49.3 | 46.1 |
流動比率 | 189.2 | 172.9 |
自己資本比率は50%近くあり、非常に優秀です。また、流動比率も200%近くあり、優秀です。しかし、昨年に比べると、どちらも低下しているところが気になるポイントです。次回の決算報告でも、注目して見た方がよいですね。
損益計算書
前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | |
売り上げ高 | 698938(百万円) | 751548(百万円) |
営業利益 | 65039(百万円) | 46093(百万円) |
四半期純利益 | 51352(百万円) | 36056(百万円) |
売り上げは伸びていますが、営業利益は大きく減少しています。国内外の自動車市場の低迷、米中貿易摩擦、中東情勢のの悪化などの影響を大きく売る結果となっています。これらに加えて、第4四半期では、コロナウイルスの影響も入ってくるので、さらに厳しい状況となることが予想されます。
キャッシュフロー計算書
前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | |
営業活動 | 68519(百万円) | 52706(百万円) |
投資活動 | △45123(百万円) | △36398(百万円) |
財務活動 | △3285(百万円) | △9830(百万円) |
本業による収入は減少しています。そのため、前年度比で投資に使う資金を減らし、借金を返済などに多くあてたようです。
1年間の株価チャート
(引用)株式会社SBI証券
コロナショックまでは日経平均に連動して上昇トレンドだったため、大きく下落したこのタイミングで買いたい人は多くいると思います。しかし、関連市況の低迷、コロナショック前から業績が低下し始めていたことを考慮すると、購入は慎重に行った方が賢明かと思います。