目次
「株価・業績から見る日東電工株式会社」
・第三四半期は減収減益
・財務状況は非常に優秀
・株価は上昇トレンド
貸借対照表
前連結会計年度 | 当第3四半期連結累計期間 | |
自己資本比率 | 75.5 | 75.4 |
流動比率 | 367.0 | 376.1 |
自己資本比率は75%もあり、とんでもなく優秀です。また、流動比率は300%を超えており、こちらも非の付け所がありません。暴落時には財務が安心なこういう企業に投資するのが安心ですね。
損益計算書
前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | |
売り上げ高 | 630172(百万円) | 570735(百万円) |
営業利益 | 84123(百万円) | 60196(百万円) |
四半期純利益 | 60745(百万円) | 42704(百万円) |
売り上げ、営業利益はどちらも減少しています。中国の景気後退、イギリスのプレグジット問題、アメリカ・イランの対立など様々な影響を受けてしまっています。
キャッシュフロー計算書
前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | |
営業活動 | 60874(百万円) | 75975(百万円) |
投資活動 | △36435(百万円) | △50119(百万円) |
財務活動 | △55627(百万円) | △33546(百万円) |
営業活動は、四半期純利益が減少したにもかかわらず増加しています。その理由は、減価償却費などが増加したことに加え、法人税の支払い額の減少によるものです。
投資活動は、有形無形固定資産の取得の増加により、昨年度比でマイナスが大きくなっています。
財務活動は、リースの返済額や配当金などが昨年に比べ減少したことにより、昨年度比でマイナスが小さくなっています。
1年間の株価チャート
(引用)株式会社SBI証券
コロナショック以前は、日経平均に連動して上昇トレンドでした。コロナショックで大きく暴落しましたが、すでに暴落前まで回復しています。かなり強い銘柄ですね。その理由として、2つのことが考えられます。一つは財務がしっかりしており、倒産のリスクが低く安心であること。もう一つは、コロナショックで需要の増えたパソコン関連や医薬関連の事業を行っていることです。長期的な目線で見ると、非常に優良な銘柄だと思います。