【2019年第3四半期】株価・業績から見る日産自動車株式会社【投資/企業研究】

「株価・業績から見る日産自動車株式会社」

・第三四半期は前年度比減収減益
・財務状況は芳しくない
・株価は下落トレンド

貸借対照表

前連結会計年度当第3四半期連結累計期間
自己資本比率28.227.9
流動比率150.2144.7

自己資本比率は20%台と良くないですね。しかも、今年度は更に低下しており、状況は悪化しています。また、流動比率は150%程度と一般ですが、こちらも大きく低下してきており、経営状況が心配されます。

損益計算書

前第3四半期連結累計期間当第3四半期連結累計期間
売り上げ高8578426(百万円)7507280(百万円)
営業利益313677(百万円)54343(百万円)
四半期純利益333080(百万円)51520(百万円)

売り上げ高は昨年に比べ、1兆円以上減少しており、非常に不味い状況です。営業利益、四半期純利益も大幅に減少しており、かなり厳しいです。自動車市場は後退している状況ですので、来年は更に悪化していく状況にあると思います。

キャッシュフロー計算書

前第3四半期連結累計期間当第3四半期連結累計期間
営業活動752487(百万円)801283(百万円)
投資活動△678036(百万円)△522934(百万円)
財務活動70656(百万円)△214921(百万円)

営業利益が減少しているにもかかわらず、営業活動が増加している理由として、販売金融債権の減少幅が大きくなったことによるものです。

投資活動は、減少していますが特に注目に値するようなことはありませんでした。

財務活動は、大きくマイナスとなっています。この理由として、借金の返済が増加していることに加え、経営状況が悪いため社債を発行しても誰も買ってくれないため、資金調達ができないことなどがあります。

1年間の株価チャート

 (引用)株式会社SBI証券

株価は下落トレンドです。財務状況は悪く、売り上げ・営業利益も悪化しており当然の結果と言えます。コロナショックで直近は大きく下落した後、反発しています。金融緩和でお金が余っている影響からか、マネーゲームみたいになっているふしがありそうです。

まとめ

1.第三四半期は前年同期比減収減益
2.財務状況は芳しくない
3.株価は下落トレンド

参照・引用

公式HP:https://www.nissan-global.com/JP/

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