目次
「株価・業績から見る株式会社三菱ケミカルホールディングス」
・2019年度は減収減益
・財務状況はやや不良
・株価はレンジ
貸借対照表
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |
自己資本比率 | 24.7 | 22.8 |
流動比率 | 157.1 | 106.9 |
自己資本比率は20%台と良くないですね。流動比率も100%程度と注意域です。なんといっても、前年度比で財務状況が明らかに悪くなっているのがダメですね。コロナウイルスの影響により、今後ますます悪くなっていくことが予想されるため、次の四半期報告書の財務状況は確実に確認しておく必要があります。
損益計算書
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |
売り上げ高 | 3840341(百万円) | 3580510(百万円) |
営業利益 | 294752(百万円) | 144285(百万円) |
当期利益 | 216729(百万円) | 86560(百万円) |
売り上げ、営業利益が大幅に減少しています。特に当期利益が大幅に減少しているのは、かなり問題だと思います。
キャッシュフロー計算書
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |
営業活動 | 415575(百万円) | 452003(百万円) |
投資活動 | △895068(百万円) | △87563(百万円) |
財務活動 | 519062(百万円) | △450523(百万円) |
営業利益が減少しているにもかかわらず、営業キャッシュフローが増えているのは、減価償却と原料価格の下落によるものです。
投資活動に回すお金は昨年に比べ、大きく減少しており、今後の成長に影響が出るかもしれません。
財務活動では、社債などで資金の調達を行ったものの、借金の返済などにより、マイナスとなっています。
1年間の株価チャート
(引用)株式会社SBI証券
コロナウイルスの影響による暴落後、大きく反発している一方で、この銘柄は戻しきれていません。レンジ相場を形成しており、再び日経平均が暴落すると、いち早く売られる可能性が高いです。財務状況も悪く、売り上げも減少しているため、今買うような銘柄ではないと思います。
まとめ
1.第三四半期は前年同期比減収減益
2.財務状況はやや不良
3.株価はレンジ
参照・引用
公式HP:https://www.mitsubishichem-hd.co.jp/