目次
「株価・業績から見るサッポロホールディングス株式会社」
・第1四半期は減収減益
・財務状況は不良
・株価は下降トレンド
貸借対照表
前連結会計年度 | 当第1四半期連結累計期間 | |
自己資本比率 | 26.1 | 25.0 |
流動比率 | 74.0 | 64.9 |
自己資本比率は20%台と日本企業としてはかなり低く良くないですね。また、流動比率は100%を切っており、こちらも良くないですね。財務状況はかなり悪く、いいところがないですね。
損益計算書
前第1四半期連結累計期間 | 当第1四半期連結累計期間 | |
売り上げ高 | 100958(百万円) | 99824(百万円) |
営業利益 | △4147(百万円) | △6078(百万円) |
四半期純利益 | 5167(百万円) | △18591(百万円) |
売り上げ高は減少しており、営業損失は拡大しています。経営状態はますます悪化しており、いいところがないですね。
キャッシュフロー計算書
前第1四半期連結累計期間 | 当第1四半期連結累計期間 | |
営業活動 | 4838(百万円) | 11234(百万円) |
投資活動 | 2620(百万円) | △7065(百万円) |
財務活動 | △5189(百万円) | 10170(百万円) |
未払い酒税の減少や債券の減少に加え、減価償却を行ったことにより、営業活動は増加しています。
有形固定資産や不動産などの取得などにより、投資活動による支出は大きくなっています。
コロナウイルスによる財務の圧迫に備えコマーシャルペーパーを増加させたことにより、財務活動による収入があります。
1年間の株価チャート
(引用)株式会社SBI証券
コロナショックによる暴落から半値程度戻しましたが、再び下落し始めています。財務状況の悪さに加え、営業損失も計上しています。市場も縮小傾向にあり、この銘柄に投資したい理由は見当たりませんね。株主優待につられて購入すると、後々後悔する可能性は極めて高いと思います。