PERってなに⁉
PER(Price Earnings Ratio)は現在の株価が1株当たりの当期純利益の何倍であるかを示します。
PERは代表的な株価指標として知られており、倍率が低いほど割安とされています。
PERの計算式は下記の通りです。
どうして割安株を探せるの⁉
PERは簡単に言うと、投資した資金が何年間の当期純利益で回収できるかを表しています。
例えば、PER=10倍の株があるとします。これは10年間で最初に投資した資金を当期純利益で回収できることを意味します。
つまり、PERが低い方が投資資金を早く回収できることを意味します。
よって、PERが低い方がお得ということになるのです。
気を付けなければならないのが、利益を全て株主の配当に充てるわけではないということです。
実際に株主が何年間で最初の投資資金を回収できるかは配当利回りを確認するべきです。
図で理解しようPER‼
PERのイメージを下記に示します。
PERを使いこなせ‼
PERで気を付けなければならないのは、利益の増減が激しい企業には使いづらいということです。
また、そもそも赤字の企業ではPERが計算できません。
PERを利用するときは業績の安定している黒字企業にだけである点に注意しましょう。
気をつけろ低PER‼
有名企業が低PERだからって急いで買ってはいけません。
注意すべき低PERには以下のようなものがあります。
1.市況が悪化し、企業の実力よりも株が売られている。
短期的には更に市況が悪くなり、株価が暴落して資産が減少する恐れがあります。
しかし、この場合は企業の実力よりも売られてるので、長期的に見れば買いのチャンスでもあります。
2.業績の悪化が見込まれ、事前に株が売られている。
これが最も気を付けなければいけないパターンです。
個人投資家は機関投資家に比べ、蓄積した経験やデータが少ないため予測が遅れてしまいます。
急激に売られている場合は、このパターンが多いので気を付けましょう。
最近は有名企業でも業績が悪化し経営破綻に追い込まれているケースがあります。
注意しないとあなたの大事な資産が失われるかもしれません。