【2024年】東洋紡株式会社ってどんな会社?【就活生必見/企業研究】

「東洋紡株式会社ってどんな会社?」

就職偏差値:Bランク

・創業事業は綿紡績
・各種フィルム/機能樹脂がメイン

・エアバッグ用基布/水処理膜など多角化

口コミ・評判

企業風土
・まじめで堅実な人が多いようだが、部署ごとに風土はかなり異なる様子
・部署間のやり取りは少なく、縦割りの傾向が強い様子
ワークライフバランス
・一般職は有給休暇やフレックスを取得しやすい様子
・残業時間の管理に厳しく、ノー残業デーなどの活動も活発な様子

会社業績

(引用)SBI証券

・営業利益は右肩上がりに成長しており、今後にも期待できる

会社概要

設立1914年6月26日
資本金517億3,000万円
従業員単体3,320名 連結10,101名
売上高3,396億円(2020年3月期連結)

事業区分

東洋紡株式会社は主に5つの事業から成り立っています。

・フィルム/機能樹脂事業
・モビリティ事業
・生活/環境事業
・ライフサイエンス事業
・不動産事業

就活情報

平均年収:629万(平均年齢:41.3歳)

初任給

【博士了】 月給255,400円
【修士了】 月給238,000円
【大学卒】 月給214,000円

選考

エントリー → マークシート(SCOA) → 面接4回

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事業詳細

フィルム/機能樹脂事業

・包装用フィルム、工業用フィルム、工業用接着剤、光機能材料等の製造・加工および販売

事業TOPIX

◎有価証券報告書(2020/4~2021/3)
・フィルム事業では、包装用フィルムは、新型コロナ感染拡大の影響により業務用製品等が減少した一方、巣ごもり需要は高まった
・火災事故により一部の製品販売は減少したが、消費者の環境意識の高まりを背景に環境対応製品は販売を伸ばした
・工業用フィルムは、液晶偏光子保護フィルム“コスモシャインSRF”が堅調に販売を伸ばし、セラミックコンデンサ用離型フィルム“コスモピール”は自動車生産の回復に伴い、当年度後半に復調
・機能マテリアル事業では、工業用接着剤“バイロン”、ポリオレフィン用接着性付与剤“ハードレン”は、当年度後半に販売は復調したものの、当年度前半までの新型コロナ感染拡大による販売減少を補えなかった
・水現像型感光性印刷版を扱う光機能材料事業は、中国・欧米向けの販売が堅調に推移

モビリティ事業

・エンジニアリングプラスチック、エアバッグ用基布等の製造・加工および販売

事業TOPIX

◎有価証券報告書(2020/4~2021/3)
・エンジニアリングプラスチックは、当年度後半に国内外の需要は回復し、当第4四半期には前年同四半期以上に販売が伸びたが、当年度前半の自動車減産による販売減少を補うには至らなかった
・エアバッグ用基布は、当年度後半に需要は回復してきたものの、原料逼迫により、苦戦が続いた

生活/環境事業

・アクア膜、機能フィルター、スーパー繊維、不織布、機能衣料、アパレル製品、衣料テキスタイル、衣料ファイバーの製造・販売

事業TOPIX

◎有価証券報告書(2020/4~2021/3)
・環境ソリューション事業では、溶剤を回収するVOC処理装置は、新型コロナ感染拡大により、新規案件の獲得に苦戦したものの、受注残の販売により通年では堅調
・海水淡水化用逆浸透膜は、交換膜の受注時期が当年度後半にシフトし、通年では販売を伸ばした
・不織布事業では、長繊維不織布スパンボンドは、建築・土木用途の販売が伸び悩んだ。
・機能フィルターは、空気清浄機やマスク向けの販売は堅調でしたが、事務機器向けが苦戦
・繊維機能材事業では、ポリエステル短繊維は衛生材料用途、機能性クッション材“ブレスエアー”は寝装用途の販売が堅調に推移
・スーパー繊維は、“ツヌーガ”が、世界各地での工場稼働率低下により耐切創手袋の需要が縮小した影響を受け、“イザナス”は、国内のロープ用途の需要減退の影響を受けた
・衣料繊維事業では、スポーツ、インナー、スーツ用途の店頭販売などが不振で、受注が大幅に減少
・中東向け特化生地は、中東各国での外出制限の影響で店頭販売が低調
・アクリル繊維は、中国市場の需要低下、アンチダンピング政策により厳しい事業運営を強いられていた中、新型コロナ感染拡大によりさらに市場環境が悪化し苦戦

ライフサイエンス事業

・診断薬用酵素等のバイオ製品、医薬品、医用膜、医療機器等の製造・加工および販売

事業TOPIX

◎有価証券報告書(2020/4~2021/3)
・バイオ事業では、生化学診断薬用原料の需要が減少しましたが、新型コロナ感染拡大に伴い、PCR検査用試薬、遺伝子検査装置などは需要が高まり、販売を大きく伸ばした
・医薬品製造受託事業は、操業の一時停止、GMP対応に係る費用が増加し苦戦
・メディカル事業では、医用膜において、人工腎臓用中空糸膜の販売が堅調に推移

不動産事業

・不動産の販売・賃貸・管理

事業TOPIX

◎有価証券報告書(2020/4~2021/3)
・不動産、エンジニアリング、情報処理サービス、物流サービス等のインフラ事業は、それぞれ概ね計画どおりに推移

研究開発

研究開発TOPIX

◎2020年度
フィルム/機能マテリアル
・包装用フィルム分野では、環境対応商品(薄肉化)として高強度で縦・横・両方向に収縮可能な熱収縮性ポリエステルフィルム“スペースクリーン”及び高耐熱高剛性ポリプロピレンフィルムの用途が拡大し、環境を意識し、バイオマス原料を使用したポリエステルフィルム“バイオプラーナ”やリサイクル原料を使用したポリエステルフィルム“サイクルクリーン”も採用が拡大
・ナイロンフィルムやシーラントでもバイオ原料を使用した製品を上市し、環境意識が高い大手ユーザーでの採用が進みました。食品用途以外の業界についても“オリエステル”等でショッピングバックや折り紙、ブックカバー、ひねるだけで臭いが気にならないおむつ処理袋“ひねってポイ”に加え、モノマテリアルを意識したポリエステルシーラントとしての採用が進んだ
・工業フィルム分野では、電子情報通信分野、自動車分野での要求が一層増しているセラミックコンデンサの生産に寄与する離型フィルム“コスモピール”の開発を精力的に進めた。
・液晶ディスプレイに最適な超複屈折フィルム“コスモシャインSRF”は、新製品の開発に努めるとともに、新生産機での生産を開始し販売を伸ばした
・電子部品の高機能化要望にお応えする力学的・熱的特性に優れたポリエチレンフタレートフィルム“テオネックス”の開発、さらに環境に配慮したフィルム製品“クリスパー”、“カミシャイン”、“リシャイン”の開発、販売促進に加え、環境負荷の少ないリサイクルシステムの開発も積極的に進めている
・重金属を含まず環境に優しいポリエステル重合触媒“TOYOBO GS Catalyst”については、その優れたリサイクル性を活かし、用途展開が進み循環型経済に貢献
・GS触媒ライセンス事業についても海外大手PETメーカーにおける商業生産が拡大
・環境に配慮したバイオ由来の優れたバリア性の樹脂開発にも取り組み、プラスチックとの共生社会を目指し、再生可能な素材へのシフトを加速
・高機能共重合ポリエステル樹脂“バイロン”、高耐熱共重合ポリアミドイミド樹脂“バイロマックス”、変性ポリオレフィン樹脂“ハードレン”は、電気電子、自動車内外装の塗料、接着用途でさらに検討を進めている
・“バイロン”では5Gに対応する高周波でも伝送損失が少ない低誘電性接着剤を新たにラインナップし、通信、電子製品分野の接着用途でさらに拡大
・“バイロマックス”は、高耐熱と高耐久性が評価され、スマートフォン周辺デバイスでの引き合いが増加
・“ハードレン”は接着が難しいポリオレフィン用の接着付与剤として、例えば国内外の自動車外装プラスチック塗料用途に展開し、市場拡大を続けている
・“バイロン”、“ハードレン”共に、北米、欧州、中国での環境問題から、水性化、ホットメルト化をキーワードに開発を進めている
モビリティ
エンジニアリングプラスチック分野では、自動車用途での軽量化の要求に応えるための開発
・超高剛性材料の開発、発泡成形用材料の新規素材を開発し、日系の自動車において採用
・材料開発技術は保有する他材料(硬質ポリエステル、硬質ポリアミド、軟質ポリエステル)のすべてに適応でき、さらなる拡大が期待出来る
・軟質ポリエステル樹脂における発泡成形では、独立発泡、連続発泡など発泡状態をコントロールする技術にも取組んでおり、新たな用途が期待出来る
・自動車市場では電動化が拡大していますが、必要な素材技術として熱伝導性、シールド性などの開発
・エアバッグ事業分野ではグローバルでの生産販売体制の拡大を継続的に進めている
生活/環境
・スーパー繊維“イザナス”は、紡糸技術の深化により高強度グレードを開発しました。高強度グレードの開発で確立した微細結晶構造制御技術は、繊維学会の技術賞を受賞
・クリープに対する耐久性を飛躍的に高める基本技術を確立し洋上風力発電の係留索などへの応用を目指して研究開発
・エステル短繊維や三次元スプリング構造体“ブレスエアー”およびスパンボンドは、持続的に発展できる社会の実現に向けて環境配慮型の製品開発
・フィルター材料においては、静電フィルター“エリトロン”を軸に高性能・高機能化を進め、空気清浄機、自動車内用フィルター等を拡販
・水処理膜では、各種中空糸膜の開発とモジュールの高性能化、ならびに省エネ海水淡水化や発電、排水処理など応用研究
・VOC排気ガス処理分野では、活性炭素繊維“Kフィルター”を用いた濃縮用吸着材、ならびに溶剤回収システムの高性能化の開発
・繊維の微細構造をコントロールする技術を活用した商品開発を進め、緻密な組織を有し仕立て映えのするスポーツ用“アクセンシャルゼブラ”を学生服に拡販
・抗ウイルス性を持った“ヴァイアブロック”不織布マスクの販売、ポリエステル生地に“ナノバリアー”加工をした洗えるマスク素材など清潔関連商品を上市し拡販
・フィルム状導電素材“COCOMI”では、心拍計測用サイクリングシャツを発表し、2021年度から一般消費者向け販売を開始
・畜産用心拍計測ベルト、心拍計測用ドッグウェアなどによるアニマル、関連分野への検討、伸張センサを応用した心拍数・呼吸状態同時計測によるヘルスケア関連分野への検討など、他分野への応用検討
ライフサイエンス
・診断システムでは、全自動遺伝子解析装置をバージョンアップ(モデルC)すると共に、同装置の専用試薬としてSARS-CoV-2診断薬の開発に成功し、販売を開始
・バイオ研究試薬では、核酸精製不要PCRの自社技術を生かし、唾液からSARS-CoV-2を直接測定可能な試薬の開発に成功し、販売を開始
・医療機器分野では、神経再生誘導チューブ“ナーブリッジ”が指尖部で神経再建の標準治療となり、患者様の治癒に貢献
・人工腎臓用中空糸膜では、透析患者に優しい製品のラインアップの充実に向けて開発

まとめ

1.創業事業は綿紡績
2.各種フィルム/機能樹脂がメイン
3.エアバッグ用基布/水処理膜など多角化

参照・引用

公式HP:https://www.toyobo.co.jp/

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