このページではこんなことが分かります。
・電気機器の職種
・電気機器の種類
電気機器業界ってどんなところ?
まず初めに、電気機器メーカーの特徴を見てみましょう。
- 安価な海外勢に押され厳しい状況
- 活路を見出すため総合家電メーカーは独自路線へ
- 製品を日常生活で見ることができやりがい大
シャープや東芝など総合家電メーカーとして名を馳せたメーカーたちが厳しい状況に追いやられました。
また、三菱電機のパワハラ報道などによって、ブラック企業が多いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
そんな状況を改善するために、、各企業が独自の路線を歩み始めています。
【例】日立:インフラ事業、パナソニック:自動車部品事業など
厳しい状況の電気機器業界ですが、各企業が選択と集中を行ったことで成功する企業も出始めました。
ソニー・NECなどは過去最高益をたたき出し、大きく成長を遂げています。
電気機器メーカーを志望する皆さんは、各企業の事業内容と直近の業績をしっかりと確認することが不可欠と言えます。
*各企業についてまとめていますので、下記のページで事業や業績をご覧ください。
*自分で企業業績を調べたい方は、証券口座を開設するのがオススメ
電気機器メーカーで求められる職種
研究開発
電気機器メーカーの肝になる仕事です。世の中を大きく変える新製品の開発に加えて、既存の製品を改良する役割も担います。
一口に研究開発といっても、大学の研究室のような最先端の研究をゴリゴリするだけではありません。現場のクレームから開発まで幅広くこなさなければならない場合もあります。メーカーごとに大きく違う部分ですので、就職してからのミスマッチを防ぐためにも、面接時の逆質問などで聞くのがいいかと思います。
生産・品質管理
製品を安定供給するための製造設備の管理・設計や製品の品質を保つためのチェックを担う仕事です。
日々同じ業務をこなすだけの退屈な仕事だと想像する方が多い印象ですが、製品を市場に出す最終判断を下す重要な役割です。
また、大規模な設備・原料を扱うため一つの失敗が大損害に繋がります。しっかりと日々のスケジュールを立て、予定通り進むようにコントロールする力が必要です。
調達・物流
安く安定的に原料を調達し、製品を各地に届ける仕事です。
海外生産が増える中、現地で安く安定的に仕入れ、商品を流通させなければいけません。各地の情報をいち早く手に入れ、商品の出荷を止めないようにしなければなりません。また、材料部品調達の値段は利益に直結するので、非常にやりがいのある仕事です。
知的財産
特許などメーカーの持つ技術を守り、新たな分野を開拓する仕事を担います。
メーカーにとって特許は命であり、自社の持つ技術は絶対に守らなければならないものです。また、他社の特許を調べ特許侵害しないようにする役割もあります。事前に調べておかなければ、すでに他社が出している特許と被ってしまい、長年の研究が水の泡になってしまう可能性があります。特許を読み解く知識と特許の穴を見抜く力が必要な難しい仕事です。
電気機器メーカーの種類
まとめ
・業界変革が進み、各社取捨選択により独自路線を開拓
・電気機器メーカーは、家電/OA/重電/時計/半導体などに分けられる