「東洋インキSCホールディングス株式会社ってどんな会社?」
就職偏差値:Bランク
・印刷インキなど低採算で苦しい
・液晶/樹脂などが高収益
口コミ・評判
企業風土
・典型的な日本企業で年功序列の人事制度である様子
・堅実で安定志向の真面目な人が多い様子
ワークライフバランス
・多くの部署が残業も調整しやすくバランスがとりやすい様子
・有給休暇の取得が推奨されており、GWやお盆は繋げての休みも取りやすい様子
会社業績
(引用)SBI証券
会社概要
設立 | 1970年9月1日 | |
---|---|---|
資本金 | 13億6,768万7,500円 | |
年間売上 | 224億9,974万円(2021年3月期 連結) | |
社員 | 714名(2021年3月末現在 連結) |
事業区分
東洋インキSCホールディングス株式会社は主に4つの事業から成り立っています。
・色材/機能材関連事業
・ポリマー/塗加工関連事業
・パッケージ関連事業
・印刷/情報関連事業
就活情報
平均年収:731万(平均年齢:42.8歳)
初任給
博士卒 月給265,010円
修士卒 月給240,410円
大学卒 月給221,310円
高専卒 月給202,110円
選考
エントリー → 記述式(オリジナル) → 面接3回
☟適性検査の詳しい情報はコチラから!!☟
*オススメの化学企業を知りたい方は下記記事をご覧ください!
☟就活成功までの道のりはコチラから!!☟
事業詳細
色材/機能材関連事業
・有機顔料、加工顔料、プラスチック用着色剤、カラーフィルター用材料などの製造・販売
事業TOPIX
◎有価証券報告書(2020/1~2020/12)
・高機能顔料や液晶ディスプレイカラーフィルター用材料は、米中貿易摩擦や新型コロナウイルスの感染拡大などにより、前半は大型テレビやスマートフォン向けが低調だったものの、後半に回復してきたため、パソコンやタブレット向けが伸長
・汎用顔料は、印刷インキ用の低調が通年続いたため、前半の自動車販売の落ち込みに伴い塗料用も低調に推移
・プラスチック用着色剤は、国内では衛生関連の容器用が伸長したが、外出自粛やインバウンド市場の落ち込みに伴い、飲料キャップ用や化粧品容器用などが伸び悩んだため、建材や太陽電池向けなどの販売も減少
・東南アジアでの事務機器向けや、北米や欧州の自動車向けも低調に推移
ポリマー/塗加工関連事業
・缶用塗料、樹脂、接着剤、粘着剤、塗工材料、天然材料、メディカル製品などの製造・販売
事業TOPIX
◎有価証券報告書(2020/1~2020/12)
・塗工材料は、スマートフォン向けが前半はサプライチェーンの寸断や需要減少で低迷したものの、後半は回復してきたため、高速通信対応の電磁波シールドフィルムの開発や拡販が進んだ
・接着剤は、国内では包装用が堅調に推移しましたものの、リチウムイオン電池用は伸び悩んだ。海外では、新型コロナウイルスに伴う事業活動の一時停止により、中国や東南アジアが低調
・粘着剤は、国内で自動車向けが伸び悩んだが、ラベル用は堅調に推移し、ディスプレイ保護用などの拡販が国内外で進んだ
・缶用塗料(フィニッシェス)は、国内では外出自粛に伴いアルコール飲料缶用が伸長したが、自動販売機やコンビニエンスストア向けのコーヒーや清涼飲料缶用は伸び悩んだため、中国や北米でも低調に推移
パッケージ関連事業
・グラビアインキ、フレキソインキ、グラビアシリンダー製版などの製造・販売
事業TOPIX
◎有価証券報告書(2020/1~2020/12)
・国内のグラビアインキは、主力の包装用でインバウンド需要は落ち込んだものの、外出自粛に伴い冷食やレトルト等の家庭用食品向けや、衛生商品向けの販売が堅調に推移し、中でもバイオマスインキが伸長
・出版用の需要減少が続きましたうえ、建装材用も低調に推移し、溶剤や機器販売も減少
・海外では、中国や東南アジア、インドなどで、顧客や自社拠点の操業停止に伴う影響を受けたものの、生活必需品として比較的に早く稼働を回復できたため、環境対応製品の拡販も進んだ
・グラビアのシリンダー製版事業は、包装用が後半に伸び悩んだが、エレクトロニクス関連の精密製版の拡販は進んだ
印刷/情報関連事業
・オフセットインキ、金属インキ、印刷機械、印刷機器、プリプレスシステム、印刷材料、インクジェット材料などの製造・販売
事業TOPIX
◎有価証券報告書(2020/1~2020/12)
・デジタル化に伴う情報系印刷市場の縮小が続くなか、国内ではビジネス規模の最適化や同業他社との協業、コストダウンを強力に進め、利益の確保を図る一方、海外ではグローバルな拠点拡充を図った
・高感度UVインキや、オンデマンド印刷向けインクジェット用インキなどの開発や拡販にも取り組んだため、環境規制に伴う原材料価格上昇の一部を転嫁させていただくため、販売価格の改定も進めている
・新型コロナウイルスの感染拡大や長期化に伴い、国内では外出自粛やイベント中止などでチラシや広告などの印刷物が減少し、インキの需要減少が進んだ
研究開発
研究開発TOPIX
色材/機能材関連
・顔料及び顔料分散体事業関連では、主にデジタル印刷市場への展開を進めるために、独自の顔料表面処理及び分散技術を活用した高鮮明で分散安定性に優れた新規の色材を開発し、その製造プロセスに対応した生産設備の導入も完了
・難分散素材のカーボンナノチューブを高度に分散することで、これまでにない漆黒性の発現が可能となり、「ZENBLACK®」として市場へ提案し評価が進んでいる
・メディア事業関連では、顔料粒子制御と分散技術をベースにしたTV、モバイル用カラーフィルター材料が中国、台湾市場で伸長
・独自開発した色材による拡販を目指しております。また、センサー用途においては、可視域から赤外域にかけて各種色材をラインナップし、画像センサーだけでなく、様々な用途への提案を始めている
・着色事業関連では、合成技術と分散技術を融合し光波長制御機能を持つ新素材を開発し、フィルム包装容器分野へ機能性製品の展開を進めている
・プラスチックによる海洋汚染問題が深刻化している中、様々な規制に対応するべく環境対応製品の開発に注力し環境負荷低減に積極的に取り組んでいる
・機能材料事業関連では、カーボンナノチューブを用いたリチウムイオン電池用の分散体製品を日本、中国、米国、欧州から供給できる体制の礎を整えた
ポリマー・塗加工関連
・包装・工業材市場向けについては、粘着剤では、環境調和型製品(ハイソリッド粘着剤、バイオマス粘着剤、生分解粘着剤)の開発が進み、一部外部発表を行い国内外のお客様から多くの引き合いを得た
・ラミネート接着剤も同様に、環境調和型製品(無溶剤接着剤、バイオマス接着剤、生分解接着剤、包材のリサイクル対応接着剤)の開発・拡販が進んだ
・粘接着剤分野では、トーヨーケム株式会社と東洋アドレ株式会社の合併を機に、グループ内の接着剤関連の技術を融合させながら開発をさらに強化
・缶用塗料(フィニッシェス)では、環境調和型製品として、ビスフェノールAを意図的に含まないBPA-NI塗料製品群の開発を推進し、「LIONOVATM」ブランドを立ち上げた
・樹脂分野では、プラスチック削減に寄与する食品に直接接触可能な紙コート剤「FILLHARMO®」の拡販が進み、また国内外の規制に対応した新製品の開発
・エレクトロニクス市場向けについては、スマートフォン・タブレット向けは、高速通信対応の電磁波シールドフィルムの拡販と、これにあわせて低誘電率ポリマーの開発がさらに進んだ
・ディスプレイ向けには次期光学用粘着剤の開発が進展し、中国での採用が本格化
・センサー関連では、介護関連で採用されたセンサーシート「Fichvita®」が順調に出荷
・メディカル・ヘルスケア市場向けについては、貼付型医薬品、検査薬用のシート製品、ヘルスケア用の粘着剤の開発を進めている
パッケージ関連
・再生可能な植物由来原料を活用したバイオマスインキでは、ラミネート用、表刷り用及び紙用のグラビアインキだけでなく、処理ポリエチレン(PE)用、紙器用やシート段ボール用のフレキソインキなど製品ラインナップを拡大
・揮発性有機化合物排出削減や作業環境改善のソリューションとして、既存の印刷機でも水性化が可能なラミネート用のハイソリッド水性グラビアインキや水性フレキソインキを開発し、その実績化も国内外で進んいる
・海洋プラスチックごみ問題の解決に向けて、伊藤忠商事株式会社とも協業して2022年までに世界初となる複層フィルム包材のマテリアルリサイクル実用化を目指している
印刷・情報関連
・油性インキでは、再生植物油などリサイクル原料や米ぬか油などの植物由来の有機資源を独自の材料変性技術と組み合わせ、バイオマス度をさらに高めた製品群を拡充し、持続可能な社会に貢献するとともに、お客様の安心・安全、生産性向上、コスト削減に貢献する製品開発を継続して進めている
・UVインキにおいても、単に植物由来原料を使用するだけではなく、非可食原料やリサイクル原料を積極的に活用したシール・ラベル用途やカップ用途のバイオマス製品のラインナップを拡充させるとともに、更なる環境調和型インキの開発に注力
・インクジェットインキでは、食品包装用水性インキの実用化に加えて熱水耐性を付与した材料開発やパッケージ印刷に適した広演色インキの開発を進めている
まとめ
1.印刷インキ国内トップ
2.印刷インキなど低採算で苦しい
3.液晶/樹脂などが高収益
参照・引用
公式HP:https://schd.toyoinkgroup.com/ja/index.html
就活生必見の記事
☟もっと企業研究をしたい方はコチラから!!☟