「デンカ株式会社ってどんな会社?」
・電子先端分野を育成中
・ワクチンや検査試薬なども展開
会社業績
(引用)SBI証券
会社概要
設立 | 1915(大正4)年5月1日 |
---|---|
資本金 | 369億円 |
従業員 | 【連結】 6,316名 【単体】 3,349名 |
売上高 | 【連結】 売上高 3,808億円 /営業利益 316億円 【単体】 売上高 2,282億円 /営業利益 160億円 |
事業区分
デンカ株式会社は主に5つの事業から成り立っています。
・エラストマー/機能樹脂事業
・インフラ事業
・電子/先端事業
・生活/環境事業
・ライフイノベーション事業
就活情報
平均年収:704万(平均年齢:40.5歳)
初任給
学部卒 地区A:230,470円 地区B:227,952円 地区C:226,693円
修士了 地区A:247,447円 地区B:244,770円 地区C:243,431円
博士了 地区A:276,222円 地区B:273,256円 地区C:271,773円
高専本科卒 地区A:212,380円 地区B:209,956円 地区C:208,744円
高専専攻科卒 地区A:220,022円 地区B:217,536円 地区C:216,293円
地区手当区分 A:東京、埼玉、大阪、名古屋、千葉、神奈川
B:福岡、札幌、仙台、広島
C:青海、大牟田、渋川、伊勢崎、新潟、富山、長野、高崎、高松
選考
エントリー → WEBテスト → 面接3回
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事業詳細
エラストマー/機能樹脂事業
・スチレンモノマー、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、SBC樹脂、耐熱樹脂、N-フェニルマレイミド樹脂、透明樹脂、ポバール、クロロプレンゴムなどの製造・販売
事業TOPIX
◎有価証券報告書(2020/4~2021/3)
・クロロプレンゴムの販売は、足もとでは回復傾向に転じてきたが、感染症拡大などによる世界経済低迷の影響を大きく受け、全般的に生産活動が停滞したことから前年を下回った。
・スチレンモノマーやABS樹脂、デンカシンガポール社のポリスチレン樹脂およびMS樹脂の販売は概ね堅調に推移したが、原材料価格の下落に応じた販売価格の見直しを行ったことから減収。
インフラ事業
・肥料、カーバイド、耐火物、セメント、特殊混和材、ポリエチレン製コルゲート管などの製造・販売
事業TOPIX
◎有価証券報告書(2020/4~2021/3)
・農業・土木用途向けのコルゲート管の販売は堅調に推移したが、セメントや特殊混和材、肥料、耐火物・鉄鋼用材料の販売は、感染症に加え天候不順の影響も受けたことなどから前年を下回った。
電子/先端事業
・溶融シリカ、電子回路基板、ファインセラミックス、電子包装材料、接着剤、アセチレンブラックなどの製造・販売
事業TOPIX
◎有価証券報告書(2020/4~2021/3)
・球状アルミナや高純度導電性カーボンブラックはxEV関連を中心に販売が伸長。
・電子部品・半導体関連分野向け高機能フィルムや球状溶融シリカフィラーは5G関連やデータセンターの世界的な需要の拡大により好調に推移し、自動車産業用向けの金属アルミ基板ヒットプレートの販売も増加。
・LED用サイアロン蛍光体“アロンブライト”の販売はパソコン向けなどで順調に推移したが、高信頼性放熱プレート“アルシンク”や高熱伝導性セラミックス基板“ANプレート”は電鉄需要の落ち込みの影響を受け前年を下回った。
生活/環境事業
・食品包装材料、住設資材、産業資材などの製造・販売
事業TOPIX
◎有価証券報告書(2020/4~2021/3)
・食品包材用シートおよびその加工品の販売は、テイクアウト需要の増加により概ね堅調に推移。
・プラスチック雨どいおよび合繊かつら用原糸“トヨカロン”、工業用テープの販売は感染症拡大の影響を受け前年を下回った。
ライフイノベーション事業
・ワクチン、関節機能改善剤、診断薬などの製造・販売
事業TOPIX
◎有価証券報告書(2020/4~2021/3)
・インフルエンザワクチンの出荷は、新型コロナウイルス感染症流行による予防意識の高まりから接種率が向上し、前年を上回り増収。
・試薬は、昨年8月に販売を開始した新型コロナウイルスの抗原迅速診断キット“クイックナビ™ -COVID19 Ag”は順調な生産、販売となったが、インフルエンザ診断キットなど従来の検査試薬の販売は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で受診者数が減少したことなどから前年を下回った。
・新型コロナウイルスにも効果が期待されている抗インフルエンザウイルス薬「アビガン®錠」の原料であるマロン酸ジエチルを出荷。
研究開発
研究開発TOPIX
エラストマー/機能樹脂
・クロロプレンゴム、ERゴムなどのエラストマー分野においては、海外市場を含めた事業拡大のために、スペシャリティー製品の開発および生産技術の強化。
・クロロプレンゴムは世界トップシェア維持を確実なものとすべく、従来の用途展開を推進するとともに、米国デンカパフォーマンスエラストマー(DPE)社と研究開発、生産技術を含む総合的なシナジーを推進。
・エラストマー加工技術を保有するデンカエラストリューション社との連携も強化。
・透明樹脂、耐熱樹脂、シュリンクラベル用樹脂など、特長あるスチレン系機能性樹脂の分野では、市場トレンドにマッチした新規用途展開並びに新規な高機能性樹脂の開発、そして更なる品質向上や生産技術の深耕をシンガポール子会社と一体となり推進。
・新しい重合技術やポリマーアロイ技術を駆使した新規高分子材料の開発にチャレンジし、高機能エラストマーや新規機能性樹脂の開発。
・エラストマー分野においては、耐油性や動的環境下での耐屈曲疲労性に優れる新規高機能エラストマーEvolmer®の市場開発を推進するとともに、約190℃の温度領域下での耐熱性を具現化した高耐熱特殊エラストマーを新たに開発。
・機能樹脂分野においては、ABS樹脂の耐熱性付与剤であるデンカIP®に関して、塗装性等の特性に優れる新規グレードデンカIPXシリーズを実績化。
・他の樹脂系へ適用可能な新規耐熱性付与剤も開発中です。併せて、環境対応にフォーカスした各種研究テーマも推進。
インフラ/ソーシャルソリューション
・セメント・特殊混和材分野では、環境への配慮に加え省力化、長寿命化への貢献を目指して、コンクリート製品の製造時に二酸化炭素を吸収・固定化できる環境対応製品の技術開発、人手不足の解消や生産効率の向上に貢献できる省力化技術の開発、老朽化したコンクリート構造物を修繕するための高耐久製品の技術開発と事業化に注力。
・無機製品分野では、無機材料設計の基盤技術を応用し、結晶質アルミナ短繊維と多孔質セラミック材料を複合した耐火炉用高断熱ボードを開発。
・JSP社のビーズ法発泡ポリスチレン技術と当社の無機材料設計技術を融合した、不燃性・遮熱性・断熱性を併せ持つ軽量・不燃ボードを共同開発。
・アグリプロダクツ分野では次世代農業資材の開発から圃場の維持管理技術、栽培技術および施肥技術をベースにした農業ソリューションビジネスへの展開。
・次世代農業資材としては、従来の肥料開発で蓄積した製品技術と、遺伝子発現解析技術を基盤とした、高機能性バイオスティミュラント製品の開発を推進。
電子/先端プロダクツ
・電子部材分野では、市場の伸びが期待されるパワーモジュール、車両電動化向けなどの電子回路基板や放熱材料について、当社固有のセラミックス技術や有機・無機ハイブリッド材料技術をさらに進化させ、多様なニーズに合致するソリューションを提供すべく各種高機能材料や部材の研究開発を産学官との連携も行いながら推進。
・接着剤分野では、ハードロックSGA(高機能構造用接着剤)の新グレード、新規用途開発を推進するとともに、ハードロックOP/UVでは紫外線硬化技術を応用した特殊高機能接着剤の新製品開発や有機EL製造プロセスへの適用など新規市場開拓にも注力。
・高機能フィルム分野では、保有の樹脂素材技術、無機・有機複合材料設計技術に加え、シートやフィルムの先端加工技術を活かし、電子部品・半導体搬送テープ、半導体ウェハやパッケージの保護・仮固定用粘着テープや5Gの伝送損失低減フィルムなど、最先端ニーズに対応した新規製品をタイムリーに供給すべく開発。
・先端機能材料分野では、半導体封止材向け球状シリカ、放熱材料向け球状アルミナ等のフィラーの高性能化を行うとともに、液晶ディスプレイ・照明に用いるLED向けサイアロン蛍光体や放熱材料の特性向上に加え、5Gに対応する低誘電正接シリカなど先進的な各種機能性セラミックス粉体の開発を推進。
・特殊導電材料分野では、高純度で導電性に優れるアセチレンブラックのリチウムイオン二次電池市場での事業拡大を目指し、最先端ニーズに対応した超高純度かつ高機能な新製品の開発。
生活/環境プロダクツ
・生活・環境に関わる各分野に展開する樹脂加工製品においては、工業用、産業用高機能性フィルム・シート、工業用や自動車用の高機能テープ、市場のトレンドにマッチした頭髪用合成繊維、食品包装用の耐油性透明シート、電子レンジ対応容器等に用いる耐熱性透明シートなどの製品群の開発を引き続き推進。
・コーポレート研究所であるポリマー・加工技術研究所を中核拠点として、配合技術による機能性付与や、シート・フィルムの製膜、多層成形、ラミネーション、精密塗工など各種加工技術の高度化を推進するなど、当社グループ全体のポリマー・加工技術の研究開発を加速するとともに、関連グループ会社との連携を強化。
・食品包装材料分野においては、環境負荷低減ニーズへの対応と食品容器としての更なる高機能化に注力しており、容器の軽量化に寄与する高強度薄肉シート、バイオマス材料の活用等による各種環境対応新規製品、更に電子レンジ耐性や幅広い食材に対応可能な容器に寄与する製品の開発。
・頭髪用合成繊維分野に関しては、市場における最先端のトレンドにマッチした製品開発。
ライフイノベーション
・ヘルスケア分野では、ライフイノベーション研究所(東京都町田市)、五泉事業所(新潟県五泉市)、Denka Life Innovation Research (DLIR, シンガポール)、Icon Genetics(独)の4拠点体制で、(ポテンシャル)ニーズ優先の研究開発。
・戦略的パートナーである台湾PlexBio社の保有する迅速かつ簡便に同時多項目の細菌同定を可能とする測定技術IntelliPlexTMを活用し、感染症領域での遺伝子検査システムの開発を推進しており、敗血症の検査薬は2022年度の上市を目標。
・Icon Genetics社が保有する、遺伝子組み換え技術を駆使した植物によるタンパク産生技術magnICON ®を抗体・ワクチン抗原等の高分子タンパク質産生に活用し、ノロウイルスワクチン等の新規ワクチンや体外診断用医薬品の開発を進めており、ノロウイルスワクチンについては、欧州ベルギーにて治験第Ⅰ相を開始。
・既存技術周辺においても、グループの開発リソースを集結させ、高品質ワクチンの開発、および感染症検査試薬や健康管理に欠かせない臨床生化学検査試薬や免疫検査試薬の新技術、新製品開発を推進。
・感染症分野では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断のために、抗原定性POCTを発売し、更に高感度や短時間化などの改良を進めると共に抗体を検出するキットなどの開発に注力。
まとめ
1.特殊合成ゴムや機能樹脂が主力
2.電子先端分野を育成中
3.ワクチンや検査試薬なども展開
参照・引用
公式HP:https://www.denka.co.jp/#top
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