「皆さんはデンカ株式会社ってどんな会社?」
・樹脂・インフラ・電子など幅広い事業展開
・ワクチン・検査試薬なども手掛け始める
会社概要
設立 1915年(大正4年)5月1日
従業員数 単体3,250名 連結6,133名
資本金 370億円
事業区分
デンカ株式会社は主に5つの事業から成り立っています。
・エラストマー・機能樹脂事業
・インフラ事業
・電子・先端事業
・生活・環境事業
・ライフイノベーション事業
就活情報
平均年収:707万(平均年齢:40.6歳)
初任給
2020年実績 ※地区手当別支給総額
博士卒 | 修士卒 | 学部卒 | 高専専攻科卒 | 高専本科卒 | |
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地区A | 276,222円 | 247,447円 | 230,470円 | 220,022円 | 212,380円 |
地区B | 273,256円 | 244,770円 | 227,952円 | 217,536円 | 209,956円 |
地区C | 271,773円 | 243,431円 | 226,693円 | 216,293円 | 208,744円 |
※地区区分
地区A:東京、大阪、名古屋、千葉、神奈川
地区B:福岡、札幌、仙台、広島
地区C:青海、大牟田、渋川、伊勢崎、新潟、富山、長野、高崎、高松
選考
エントリー → WEBテスト → 面接3回
事業詳細
エラストマー・機能樹脂事業
エラストマー・機能樹脂事業の主要な製品は、スチレンモノマー、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、SBC樹脂、耐熱樹脂、N-フェニルマレイミド樹脂、透明樹脂、ポバール、クロロプレンゴム等です。
米国での寒波の影響により、クロロプレンゴムは減産となり販売数量は減少しましたが、販売価格の改定が進み増収となっています。また、シンガポールで生産しているポリスチレン樹脂、MS樹脂は販売数量が増加し増収となり、ABS樹脂の販売は堅調に推移しています。
以上の結果より、売り上げは1792億円、営業利益は141億円となり増収減益となっています。
インフラ事業
インフラ事業の主要な製品は、肥料、カーバイド、耐火物、セメント、特殊混和材、ポリエチレン製コルゲート管等です。
特殊混和材や、農業・土木用途向けのコルゲート管、耐火物・鉄鋼用材料の販売は堅調に推移ていましたが、一方でセメントは販売価格の是正が遅れ、肥料の出荷は低迷しています。また、一部の製品では台風など自然災害の影響による出荷減がでています。
以上の結果より、売り上げは1792億円、営業損失は2億円となり増収減益となっています。
電子・先端事業
電子・先端事業の主要な製品は、溶融シリカ、電子回路基板、ファインセラミックス、電子包装材料、接着剤、アセチレンブラック等です。
電子回路基板および高信頼性放熱プレート“アルシンク”や、放熱材料向け球状アルミナは、販売数量が増加し増収となっています。また、高純度導電性カーボンブラックはリチウムイオン二次電池向けや高圧送電ケーブル向けの販売数量が伸長し増収となっています。一方、電子部品・半導体の搬送用部材である“デンカサーモフィルムALS”等の機能フィルムや、LED用サイアロン蛍光体“アロンブライト”の販売は前年を下回っています。
以上の結果より、売り上げは671億円、営業利益は117億円となり増収増益となっています。
生活・環境事業
主要な製品は、食品包装材料、住設資材、産業資材等です。
プラスチック雨どいや工業用テープの販売は増収となり、食品包材用シートやデンカポリマー株式会社の加工品の販売も堅調に推移しています。このほか、合繊かつら用原糸“トヨカロン”の販売は前年同期並でしたが、耐候性フッ素系アロイフィルム“DXフィルム”は前年を下回っています。
以上の結果より、売り上げは390億円、営業利益は8億円となり増収増益となっています。
ライフイノベーション事業
主要な製品は、ワクチン、関節機能改善剤、診断薬等です。
デンカ生研株式会社の試薬は国内、輸出とも販売数量が増加し増収となり、インフルエンザワクチンの出荷も前年を上回っています。
以上の結果より、売り上げは341億円、営業利益は63億円となり増収増益となっています。
(参照)2018年有価証券報告書